作品のタイトルとその実体

世の中に送り出された様々の作品には、だいたいの場合、作品名がつきます。その実体、すなわち作品そのものについての関連は様々です。

Case1.作品に登場する「モノ」を表したもの

これは、単純明快です。作品内でモチーフにされた、また実際に登場し大部分をそのイメージが覆うものは多くの人にその作品名と内容を連想付けます。

作品を発表し、より共感を得るため、誰かの記憶に残すために最も効果的、効率的手法ではないでしょうか。

Leroy=Andersonの「タイプライター」も、最も有名な作品の一つです。氏の作品は、このタイプライターやサンドペーパー バレエといった、実際に作品中にその実物が登場するものや、The walzing cat(踊る子猫)のように演奏技法からそれを連想させるもの、Sleigh ride(そり遊び)のようにメロディで表現するものまで、実に多彩でユニークです。

Case2.作品で表現したい「さま」を表したもの


作品そのものでタイトルを表現していることも、実に多いです。直接登場しないものの、明らかにそれを連想させる作品も多いです。

ソプラノ歌手、Veronika Dzhioevaによる、Markese – Allegra。Allegraとは、「晴れやか」という意味を持つ英語です。なので、ロシア語では「Веселая」という題名。

同名のアレルギー薬、由来がわかると一層スッキリです。(自分はアレジオン派)

Case3.伝えたいメッセージを表したもの

作品中で伝えたいメッセージを要約してつけられたタイトルも一般的です。
Case2より直接的で、作品はメッセージを増補する働きを…などと続けると解説さいとっぽくなりますかね?

閲覧注意:動画では飲酒・喫煙をするシーンや、暴力的なシーンを含みます。

Leningradのv pitere pitu(サンクトペテルブルグで、呑む)というタイトルどおり、サンクトペテルブルグで呑んでます。仕事(など)で嫌な目にあった人たちがそれを忘れて(忘れるために)呑む、というストーリーです。
サンクトペテルブルグ(St.Petersburg)はロシアの芸術の首都とも呼ばれる、 ロシア第二の規模を誇る都市です。ソビエト連邦の時代では、レニングラードという都市の名前でしたが、 91年のソビエト連邦崩壊と機を同じくして、以前の名前である現在の名前に改名されました。(サンクトペテルブルグ→1914~ペトログラード→1924~レニングラード→1991~サンクトペテルブルグ)世界で唯一、人口100万人を超える都市ながら白夜を観測することができます。これで夜も呑み放題ですね。
「呑まないとやってられない」これは世界共通のキーワードなのかもしれません

Case4.作った順番に番号をつけられたもの

「作品に固定のイメージを与えない」ことや「何かしらの理由で名前がつけられなかった」理由で、作品番号で管理されるものもあります。
音楽などでは組曲は番号名で構成される曲には楽曲名がついたり、それらの調がつけれたりと様々です。

ショスタコービチの7番は、作品番号の他に「レニングラード」というタイトルも持ちます。他では2番にも副題がついています。この7番代表作とされ、その評価が発表(初演)から時代の遷移とともに大きくかわりました。

それは、シンプルな作品名であるからこそなのかもしれません。

※内容は個人調べ。正確でない場合もそえれらを流布する意図はありません。また解釈や解説は他のそれを否定・排するものではありません。

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